2022.7.23 sat. - 7.31 sun.
高間智子・度會保浩 展 | 編みなすうつわ
-カタチを編む-
-模様を編む-
編むと例えた行為はそれぞれの共通点です
日々土を触り、ガラスを触っていると「ふと」した気付きがあります
それらの「ふと」を紡ぎ、編むことを続けているような気がします
高間智子さんの作品は、顔料を加えた色泥漿を何層も繰り返し鋳込むことで、磁器の色層を作ることから始まります。
そして彫りの深さによって変わる色をデザインし、装飾を施していくという、なんとも気が遠くなる制作過程です。
一方、ご主人の度會保浩さん。
ステンドグラスの透明なガラス部分を自ら作り、鉛と錫の合金と無色のガラスという独創的なモノトーンの作品です。
9年振りのサボアヴィーブルでの二人展。
お二人とも手の込んだ技法を駆使しながらも、パターンなどの表現力が増して作品の完成度を上げています。