津守愛香さんの作品はどれも楽しくご機嫌ながら、どこかシニカルで、背景に物語を背負ってニンマリと前を見据えるキャラクターがいます。
そしてなにより、焼き物としての技法を綿密に駆使し、手間を惜しまずていねいに作られています。

2019年暮に、保育園から持ち帰ったお嬢さんの絵を見た時、形にしてみたいと立体を作り始めて以来、今に至っています。
「最近は、子供の絵を原作にアニメ化するような気持で、自分なりのストーリー性を加えて制作しています」と。

今回は「キラキラのあの子」というタイトルにちなんで、目元キラキラの女の子がテーマ。
かつての未発表作品も含め、意欲的に取り組んで下さっている個展です。