2022.11.19 sat. - 11.27 sun.
西山 雪 展 「はつゆき」
彩りに溢れていた山々が色褪せ、
秋が駆け足で過ぎ去る。
光を浴びた朝露は霜に変わり、シャクシャクと足音を弾ませる。
吐く息の白さに冬の訪れを感じながら、
これからはじまる長い冬に弾む気持と
厳しい寒さに重い気持が交差する。
それでも、いくつになっても待ちわびる初雪。
すべてを包み込む静かな白い世界が
たまらなく好きなのた。
北海道の自然環境を全身に浴びながら、
ふと立ち止まって感じる季節の移ろいを、心を込めて情緒的にガラスに映し描いた作品を作り続けている西山雪さん。
キャンバスとなるガラス器は、宙吹きで自から成形します。
その後サンドブラストの彫りに加え、エナメル彩で細やかに描いていくという、手の込んだ技法に取り組んでいます。
北海道の冬をテーマの、新作展です。