Exhibition

2012.11.17 sat. - 11.25 sun.

北野 敏一 展/Toshikazu Kitano 染付磁器

北野 敏一 展/Toshikazu Kitano 染付磁器

「磁器に染付の写し」というお馴染みの技法でも、作家それぞれに個性の違いがあります。北野敏一さんの絵付けはおっとりとしていて、ていねいで、不器用にさえ感じる温かみが人の心を捕らえるのでしょう。思わず手に取ってしまう使いやすい器ですが、飽きのこない魅力があります。

北野さんは、特に師匠というものを持たず「我流」を貫き通しています。旧き良き焼き物を愛し、足繁く博物館や美術館に通い、図録や資料に目を通し、時に先輩の言葉に感じ入り、、、と、常に向上心を持って制作に励んでいす。古染付・デルフトなどの図柄に対する解釈、なぞってみたい筆の動きなど、知る程に尽きない魅力があるそうです。

「特になにかの写しということではなく、自分の印象に残っているものの“いいとこ取り”です。はた目には代わり映えがしない仕事ですが、自分の中では仔細なことを悶々と悩み続けています」と。

今回の個展では湯呑み、そば猪口、飯碗、ぐい呑みなど「立ちもの」を意識的に制作したそうです。が、もちろん得意とする皿類も出品されます。

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