2012.10.30 tue. - 11.6 tue.
津守 愛香 ー物語のはしっこー 展
“私のお気に入りのアーティスト”と、ある陶芸作家から作品を紹介されたことがきっかけで、今回の個展開催に至った津守愛香さんです。
その作品は焼き物としての緻密な技法を駆使しながらも、明るく楽しく、どこかシニカルで深く印象に残りました。
彼女が名付けた作品タイトルを重ね合わせると、にんまりとしているであろう制作者の面影が想像されます。 こちらの問いかけに“笑い”とも“ため息”ともつかない温かな含み笑いで、多くを語らない津守さん。 言葉にならない感受性が、頭を駆け巡っているのでしょう。
「物語のはしっこ展」と題された、サボア・ヴィーブル初個展。
何気ない日常の中で、生き物どうしがフッとみせる表側の表情と心の内。 津守さんのシニカルな洞察力が、ユーモアのセンスをもって表現されています。
「目的に捕われないで、おもむくままに創っていきたいです」と。 こちらも既成概念にとらわれず、、、。 出品作品が心待ちな展覧会です。