Exhibition

2013.3.8 fri. - 3.17 sun.

皆川 禎子 展

皆川 禎子 展

今にも動き出しそうなガラスのフィギャーの数々を見ていると、お伽の国に迷い込んだかの気分になります。あまりにリアルで精巧に作られたガラスの昆虫たちは、道ばたで出会ったあの異様な姿そのままです。皆川禎子さんはバーナーワークというガラスの技法を駆使して、この両極とも思える世界の作品創りをしているガラス作家です。

空想の世界であるフィギャーと、モデルが現存する昆虫。皆川さんにとっては、どちらも制作イメージがフツフツと湧いてくるテーマのようです。「フィギャーを作っている時、溶けて動いて形になっていくガラスを見ていると、本当にきれいだなあ、、、と思います。昆虫を作っている時、作ってみたい生き物が次々と頭を駆け巡ります」と。

小さい時から繊細で美しいもの、特にガラスの物を見るのが好きだったという皆川さん。時に人が見逃してしまいそうな細部にもこだわりを持って、細やかな技術をみがき続けています。今後もますますニッチ(隙間)な世界の作品を作り続けることでしょう。

サボア・ヴィーブルでの展覧会は初めてのご縁となります。「春だし、ほのぼのとした感じの新作を作っています。カマキリの子供も添えてみました」との談。なにが登場するやら楽しみです。

Scenery

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