2013.4.20 sat. - 4.28 sun.
yuta nishiura at savoir vivre 2013
西浦裕太さんは、1998年23歳の時、アフリカのタンザニアにあるパガモヨという小さな村にある美術大学で彫刻を学びました。
『風景は その不思議な穴を通り抜け
漆喰の壁に河を描き 山を刻んでいる』
12 x 10 x 7 cm 木 2013
アフリカのマコンデ族である先生は、
黒檀の丸太を眼の前にして
「さて、今日は何を作ろうか、、、」
と、一分間くらい考えてから
「さあ、彫るよ」
と掘り出すんですね(西浦)
マコンデ族はシェタニという悪魔を彫ることが多いのですが、彫りながら「このシェタニはこんな悪さをして、でもこんなに可愛いところもあって、、、」とか、「ある日シェタニが、、、」と、 絵本を読むように聞かせてくれるんです。
それはまさに 散歩するように彫っていく、、、
僕もそんな彫り方ができればいいなと思っています。
(2012年panorama インタビューより)
始まりも終わりもない、
移ろいの中にある風景をカタチにしたい
どこか片隅に置かれた作品を見るたびに、
その先に異なる世界が広がっていくような、、、
『淋しく美しいその歌は 銀色の湖を揺らしていた』
31 x 7.5 x 7cm 木 2013
アフリカの地で彫刻を学び、現在、神奈川県二宮の高台にアトリエを構える西浦さん。
ただ同時に、共通に、感じることから始まるように。
西浦さんの心象スケッチです。