2013.6.12 wed. - 6.19 wed.
小川 甚八 展
骨董品も含め、「急須」というアイテムにはコレクターが多くいます。
道具であればこそ作り手の思いがより形に出やすく、また、使う人の声もいろいろ耳に入ります。
「急須の甚八」と言われ続けている小川甚八さん。
“急須は、お茶を美味しくいただくための道具”という信念のもと、40年近くの間、自身の哲学を大切に作陶を続けている陶芸作家です。
形の美しさはもとより、道具としての機能を重んじて常に試行錯誤しています。経験や判断を積み重ねることで、『読み』という熟練者特有の五感が備わっていくのでしょう。
「とにかく、お茶がおいしく入る急須を心掛けています。同じことを繰り返さないよう常に挑戦しています」と言い切る甚八さん。
今回の個展では、改めて急須を中心に作陶。
日常使いに適した、やや大ぶりの急須も意識的に作ってくださっています。
毎日使う急須です。この機会をお見逃しのないよう、、、。