2013.8.17 sat. - 8.25 sun.
竹本 亜紀 展
「いつもガラスパーツを四角く小さくカットしていたのですが、前回は三角形も作ってみました。今回はランダムにしてみようと、いろいろな形にカットし、デザイン的にも楽しく構成できました」
竹本亜紀さんの作品は、色を重ねて描かれた抽象画のようでもありますが、光を透過するガラスの特性が充分に生かされています。
エナメル彩と筆のタッチを楽しみながら描かれた薄いガラス板を何枚も重ね合わせることによって、絵具だけでは表現しきれない奥行きを感じさせます。
時にそれは、工芸的な技術を駆使したアート作品として、1メートルを超えるモニュメントを作成し、建物やオフィースにも設置されています。
「ほかとは違うガラス表現はなにか?と、いつも考えていました。ペンキが剥がれている質感や色合いが好きだったり、経糸と緯糸が重なり合った織物の表情が好きだったり、ガラスでなにかできないかといろいろ試していたところ、偶然からこの技法に至りました」と。
『ツヅレオリ』というタイトルが続く、竹本亜紀さんの新作展です。