2013.11.26 tue. - 12.3 tue.
高間 智子・度曾 保浩 展
高間智子さんの作品は、「ここまでも、、、」と感心してしまう程、手間のかかる行程を経て完成に至っています。
顔料を加えた色泥漿を何層も繰り返し鋳込むことで、磁器の色層を作ることから始まります。そして深さを変えた彫りによって現れる色層を生かし、装飾を施していくという、なんとも気が遠くなる制作過程です。 「技術に手が慣れて行くことで、感情が薄れていかないように、、、」と、同じ技法の中でも常にステップアップしようと、真摯な努力もいとわない高間さんです。
一方、ご主人の度會保浩さん。 ステンドグラスの技法を駆使した、手の込んだ作品を制作しています。 鉛と錫の合金と無色のガラスという、質感の対比を生かしたモノトーンの世界です。
今回の展覧会では、高間さんは色釉を使った艶のある新作の器を出品。今までの無釉の質感との印象の違いも楽しめそうです。
また度會さんは蓋物や皿などの他に、サボア・ヴィーブルの展示会場を生かした平面作品も制作。 お二人のコラボレーションによる展示コーナーもあります。