2014.2.5 wed. - 2.12 wed.
望月 万里
昨年より「焼き」の質に主眼を置き。色々と模索しています。その中で今回は「一器多用」を主題に据えて制作しまし。春を前に、新たな生活に彩りを添えられるような器との出会いがありますことを、作り手として願っています。
望月万里さんの器は複雑に混じり合った色調の釉薬が印象的でした。一方で、ヨーロッパの骨董品を思わせる型ものの皿。陶芸作家としての個性やオリジナリティーを、いろいろにに悩んで試行錯誤していることが感じられました。
「焼き物としての技法と釉調の組み合わせに興味があります。釉調をどう効果的に表現できるじか、いろいろ挑戦しています」と話してくださいました。「カップ、酒器、碗など嗜好性の強い器には、手間をかけて自分の個性を出していきたいです」とも。
サボア・ヴィーブルでは初個展です。「あれこれ思い悩んで制作しました。気に入って下さった人のもとで一人歩きしてくれる器があるとうれしいです」
陶芸作家として前に一歩を踏み出した、望月万里さんの個展です。