Exhibition

2014.6.11 wed. - 6.18 wed.

木越 あい 展

木越 あい 展

絵を描くことが好き。
色を使うことが好き。
自分の手でものを作り上げたい。
そんな選択肢の中で、木越あいさんの想いがかなったのがこのガラス作品だったのです。

宙吹きで作った色ガラスに、サンドブラストで絵を彫っていきます。その行程の多さと、手間のかけ方に驚かされます。削る過程で効果的な色のグラデーションを表現できるよう、二色のガラスを重ねて被せています。その上にサンドブラストの技法で、彼女に秘められた物語が、隙間なく、ぐるっと走馬灯のように描かれていきます。ガラスに光が透過されると、それはまるで切り絵で綴られた幻想的な影絵のようです。

今回の個展のテーマは『12ヶ月』
日本の季節を彩る花や鳥、いきものや風物を表現してみました。
●3月__日本人にはホオジロの鳴き声が「一筆啓上仕り候」と聞こえるそうです。
ホウジロがラナンキュラスの花の中で、手紙をしたためています。
●6月__蝸牛の車に乗って、紫陽花が咲く水辺を旅します。
すべての作品に小さなストーリーがあり、陽を受けた影もまた、ガラスらしいお喋りをしているようです。
木越あい

サボア・ヴィーブルでは初個展です。木越さんが奏でる世界観を、ぜひ堪能してください。

Scenery

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