Exhibition

2014.7.1 tue. - 7.8 tue.

北野 敏一 展

北野 敏一 展

“染付の写し”という多くの作家が手掛けている器には、それぞれのお人柄が偲ばれます。
北野敏一さんが描く一筆、一筆は、ゆっくりと一生懸命です。そして、押しつけがましくなく、てらいもありません。時として不器用にも見える温かみが、人の心を捉えるのでしょう。

北野さんは、かつて九谷青窯に在籍していたことがありますが、とくに師匠というものを持たず「我流」を貫き通しています。
旧き良きものを愛し、足繁く美術館に通い、ときに先輩の言葉に感じ入り、、、と、常に向上心をもって制作に励んでいます。
「単純な青と白の器をずっと続けているので、はた目には変わり映えがしない仕事ですが、自分の中では些細なことを悶々と悩み続けています。“古染付”や“デルフト”の好きな図柄に対する解釈、なぞってみたい筆の運び、あえて自分なりの表現とは、、、?挑戦し続けていますが、なかなか満足いく出来栄えにはなりません」と、謙虚に話してくださいました。

九谷青窯にいらした頃の出会いから数えると20年ほど。長いご縁になりました。北野さんの新作の器をぜひご覧ください。

 

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