Exhibition

2014.8.1 fri. - 8.10 sun.

高橋 禎彦 展

高橋 禎彦 展

 

「ドイツでガラスを学び、抜群のセンスとテクニックを持った作家が近々に帰国する」と言う噂を耳にしたのが、今からざっと30年近く前のこと。帰国を心待ちにし、さっそく1988年に高橋禎彦さんの個展を開催しました。造形、質感、テクニック、バランスなど、個性的で曖昧さのないガラス作品との出会いに、ギャラリーという仕事の面白味と楽しみを感じたことを覚えています。以来個展の都度、フォルムやテクニックの変遷にその多才振りを発揮して下さいました。

そして今、2014年。
前回の個展からなんと8年振りとなっていたのです。その間、高橋さんは「コップ屋」として多くのファンを虜にしていました。
「なにより高橋さんのガラス器で飲むワインや水が、格別に美味しい!」
「ガラスなのにとろっとした柔らかい質感で、口当たりが本当に心地良い」などなど、、、。
高橋さんの『宙吹き』には定評があります。動きに無駄や躊躇がなく、次の一手が自然に出てくる。いわゆる“所作が綺麗”ということなのです。一人の人間が人為的に生み出すモノの無限の可能性を、彼自身が一番楽しんでいるようです。
自分が特別であることを好まず、「先生」と呼ばれることを嫌い、テクニックに溺れる事なく、ますます自分を開放し・・・
今回のD.M.写真のグラスについては「泡がでるものを飲んでください」との高橋さんのコメントでした。

サボア・ヴィーブルにとっては、つかず離れず、これからも長いご縁が続くであろう作家のひとりです。久しぶりで楽しみな個展です。

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