2014.8.19 tue. - 8.28 thu.
栄森 文枝 展
『なにげない特別な日常』
草花を生けるのに、こんな花器があったら、、、花びらのような形の器があっても、、、盛り付けも、絵柄に合わせて楽しめる大皿があったら、、、栄森文枝さんは、陶芸という手段をもって「あったらいいな、、、」と思いつくものを次々と、楽しんで制作しています。
分け隔てなく、命あるものすべてに敬意の念を待って日々の生活を送っている栄森さん。制作の動機も自然発生的で無理がなく、そして手を抜く事もありません。家の庭にある樹を燃やして作った灰を釉薬にしたり、野焼きで土味を楽しんだりと。最近は、自分で作った器でお酒や料理を嗜んでいるそうです。
そして今回の個展。アンティークの菓子型や和菓子の古い木枠型などを利用したぐい呑みや器も作ったそうです。『花の器』がテーマでスタートした栄森さんですが、器のアイテムもますます増えた展覧会となりました。