2014.9.13 sat. - 9.24 wed.
イバタ カツエ 展
ゆっくりとリズミカルで、騒がしくないドット。居心地良く落ち着いている形と絵付け。ひとつひとつに向かい合っているアートの心。イバタカツエさんの作品はどれも暖かく、イバタさんのニオイがします。そして、どこかシャイで色気があります。
器としての機能を持ちながらも、個性と存在感を保ち続けているイバタさん。サカナ・トリ・ウサギ・ドットなど同じパターンにもかかわらず気分は一期一会。一筆、一筆の彼女の息づかいが伝わってきます。
最近、名前を“井畑勝江”から“イバタカツエ”に変えました。「気分転換なのですが、四角ばった字ズラが嫌いだったこともあり、自分を解放してあげたかったので、、、」と。「どうなるかわかんないもん作って、すぐに窯焚いて、窯出しがワクワクする感じを楽しみたくて、オモチャの窯(小さい遊びの窯の意)が欲しくなりました。評価がどうであれ自分が好きなものを作りたいと思うようになったので。作業になってしまうものではなく、イバタさんらしくないジャン!と言われるもんでもいい、、、と。先日海で見つけた風化された貝殻に魅せられ、今回はオブジェも作ってみました」
なんであれ、天命のように土に導かれ制作を続けているイバタさん。魔物が住んでいるかのように、何かが人を引きつけてやまない、魅力あるイバタさんの新作展です。