2014.10.29 wed. - 11.5 wed.
米田 文 展
米田文さんの作品にはメッセージ性があります。それはとりたてて難しいものではなく、文さんの「想い」が「かたち」になっていったもの、、、とでもいうのでしょうか。
既存の器の形に自分の表現を押し込むように作品作りをしていた文さんですが、ここ最近は逆の発想での作品作りを心掛けているそうです。「シンプルに、心の中のものを形にしてみようと思い始めました。最後を決めずにどんどん追いかけてみたら、、、と、視点が変わったのです」
今回の「つながる手」は、2010年サボア・ヴィーブルでの個展「小さなかたち」からの流れだそうです。「さらに、心の中に棲むネガティブなもの、不安や不満や焦り後悔や、もっといろんなものを出すことを許してみたのです。どういうものになってしまうのか自分でもわからず、難産の制作でした。でも出来上がってきて、本当に以外にも、それが希望を感じさせるものだったので、ああ夜明けみたいだなあと思って、少し、いえ、とても、ほっとしています」
D.M.の写真は、たくさんの女の子たちが手をつないでいる作品です。文さんの想いのルールは如何に?
今回も楽しみな展覧会です。