2005.10.15 sat. - 10.23 sun.

結城美栄子　展／Mieko Yuki 陶器

2005.10.15 [sat] – 10.23 [sun]
ー入れもののお話ー
「ただべんりではなく、そのひとつひとつに
お話があったら楽しい」と思いつき、
花びん、小もの入れ、プランター、
恋ぶみ入れなどをつくりました。
秋のサボア・ヴィーブルで
お待ちいたしております。＿＿＿＿＿＿美栄子
今となっては遠い昔１９８７年に、陶芸を始めたばかりの結城美栄子さんの個展をサボア・ヴィーブルで開催しました。
その後、彼女は水を得た魚のごとく次々と制作に没頭し、いくつもの大きな企画展を開催しました。
１９８８年「ビバ・サーカス」をかわきりに「カーニバル」「DREAM」「Clowns]など。
彼女の手から生まれる作品は、喜び、憂い、想いなど内面の感情が豊かで、大人の写真童話のような同名の作品集も出版されています。また、スイッチから出版されている「VISIT」空と海のものがたり　も見応えある一冊です。
新宿にあるホテル「パークハイアット」に、いくつかの作品が置かれているのをご存じの方も多いと思います。
脚本を書いて演出、そして、その役者を陶人形で制作してしまうかのごとく、結城さんの作品展は陶芸のジャンルにはみられなかったドラマがあります。
女優さんとして、多くの感情表現を相手の一瞬の表情に凝縮するのでしょうか。
停止した表情は、眼、口もと、肩、背中、脚、指先にいたるまで、なにかを語りかけてきます。
動物たちも、心が通じた友人のように見つめてくれます。
１９９９年から、再び結城さんの個展のご縁が始まりました。サボア・ヴィーブル6回目となる今年の個展は、心和む癒し系の作品だけにとどまらず、シュールな心をえぐられる作品も加わります。
結城さんの、ちょっと違う内面にも感じ入って下さい。
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