Exhibition

2006.3.4 sat. - 3.11 sat.

古川章蔵 展/Shouzou Furukawa 磁器

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2006.3.4 [sat] – 3.11 [sat]
古川章蔵の磁器
サボア・ヴィーブル開店当初から27年の歳月を、ずっとご
一緒したご縁の深い陶芸家です。
歴史的に見て、茶道の文化に多くを影響された日本人にとって、こと陶芸に関しては、潜在的に根ずいた愛好心のD.N.A.があるように思います。
そんな中、磁器の器というと古伊万里、古染、李朝の写しが当たり前だった時代『今までになかった器』という観点で、オリジナリティーを求め、創作に奮闘していた作家の一人が古川章蔵さんです。
丸や角など見慣れた形の器しかなかった当時、形状にとらわれない不定形にポロック紋(現代アーティストのジャクソンポロック風)、デタラメ紋、そして、釉薬を流した仕上げの色絵など。
グラッフィク的な文様、自由な色使いながら、余白との絶妙なバランスの器は、料理を盛リ付ける時のクリエィティブな気分を誘い、使う側の想像力をもかきたてられました。
久し振りの個展です。
59歳。今までの仕事の集大成を自らも確認する時なのでしょうか。
『陶芸界のピカソ!』と賞賛された独創性溢れる才能の、成熟した器に期待します。

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