2015.2.7 sat. - 2.15 sun.
川端 健太郎 展
なにより、類い稀な個性が川端健太郎作品の魅力です。土の感触に導かれ導いていくかのように、自在に土を操つる才能は「天才」としか言いようがありません。
細やかな指先の感触を通して、磁土を紡ぐように生み出される造形の色気。そして、磁土の白い肌に滲むように施された釉薬の色合い。時に鉄やガラスを埋め込んで焼いてみたり、いずれ黒ずんでくる事を予測して、銀彩を施したり、、、と。密かに意図されたその施しは、識る程に引き込まれてしまいます。
最近は全く印象の異なる、茶碗、花器、オブジェなどの作品を手がけています。ザックリとしたマットの質感と力強いフォルムが魅力です。川端さんの素材に対する感度の良さが伺えます、
今回の展覧会では、そば猪口、ぐい呑みなど使えるものを中心に、オブジェや茶碗も出品されます。他に類を見ない川端さんの世界を堪能してください。