2015.4.4 sat. - 4.12 sun.
正木 春蔵 展
「さて、個展となると、普段とは違う想いのものを、、、」と、毎回新たなるテーマのもと、新作の器作りに励んで下さる正木さんご夫妻。骨董品はもとより、広く先人が残した品々や絵画に至るまで、お二人の好奇心と洞察力は尽きることがありません。また、日々繰り返される『食』の場を少しでも楽しもうと、おろそかにやり過ごすこともありません。そんなお二人が、あえて挑んでくださる展覧会なのです。
生地を作る道子夫人と、絵付をする正木さん。自分用の器でもあり、時代に即した器でもありたいというお二人の想いが“あ・うん”の呼吸のもと、40年余の長きにわたって作り続けられています。
「今回の個展では“食後のお茶”の場を考えてみました。番茶、玉露、中国茶、コーヒーなど食後のくつろぎのお茶を楽しむ器。たっぷりとした筒湯呑、受け皿付の玉露の湯呑、デミタスカップなどです」
D.M.写真の器は、青銅器の祭器の形を模した蓋物。他に食卓を彩る花器など、華やかな作品も揃います。
正木夫婦ならではの、毎回楽しみな展覧会です。