2015.11.18 wed. - 11.25 wed.
岡田 多恵 展
パート・ド・ヴェールという技法を用いてうつわを中心に作品を制作しました。うつわは食器としてだけでなく色々なものを受け入れるという、その包容力に魅力を感じています。四季の植物に、かわいい動物たち、日本の古典模様や縁起物の装飾をお楽しみいただけたらと思います。
『パート・ド・ヴェール』という、古代メソポタミアのガラスの技法を用いながら、吉祥文様など日本の伝統美を感じさせる図柄をモティーフにガラス器を制作している、岡田多恵さん。
その作品は、石膏型の制作、砕いた色ガラスによる着彩、焼成、型を外す作業、磨きと、、、多くの行程を経て完成に至っています。「パート・ド・ヴェールの制作工程は、自分の性に合っています。まるで、下ごしらえに手間をかけ、創意と工夫で自分なりのお料理をしているようで楽しいです」と話す岡田さん。
「常に新しいことを、取り入れていきたい、、、」と。今回の個展では、茶入れにもなる小瓶を始め、ランプシェードや壁掛けの平面作品なども挑戦して下さいました。
「ただ手元に置いてあるだけでも、ほっと和めるような、、、明るい印象の作品を作りたいです」と言う、岡田多恵さんの新作展です。