2015.12.9 wed. - 12.16 wed.
矢澤 寛彰 展
さわやかで若々しいD.M.作品の作者は矢澤寛彰さん。38歳という若い漆芸家です。「生地の質感を出したかったので、より透けて見えるよう漆は薄く塗り、刀痕を施すことで、木目がより印象に残る仕上げにしました」と。
“木をいじっている時が好き”という矢澤さんは、強度や使い易さを重視しながらも、木の感触が感じられる、生活の道具としての漆器作りをめざしています。「まだまだ、やったことがない事、やりたい事が多く、、、。そしてやってみないと気が済まないたちなので、その時々を積み重ねています。手を掛ける面白さを感じながらも、結果シンプルでありたいと思っています」
「何の情報もなく、全く知らない人が、“いいな!”と手にとってもらえるような物を作りたい」という矢澤寛彰さん。サボア・ヴィーブルでは初個展。今後が楽しみな漆芸家の一人です。