Exhibition

2007.11.20 tue. - 11.28 wed.

すずき あきこ 展/Akiko Suzuki 磁器

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2007.11.20 [tue] – 11.28 [wed]
『暮らしのダンス』という言葉には、“こんなモノがあったら、日々の暮らしが浮き浮きするんじゃないかしら、、、”と、そんな想いが込められています。
すずきあきこさんは、今どき稀にみる相撲好きです。
その理由は、一生懸命、コミカル、きれい、残虐性がないこと、などだそうです。
また、バレリーナも好きだとか。鍛えられた、あの固い筋肉の美しさに魅せられてしまうそうです。
立体としての顔を創ることが、昔から特に好きだったそうですが、「私が創った人の顔は、みんな苦しそうだと、よく言われます。バレリーナも苦しそうに踊っているし、お相撲さんも頑張って苦しそうです。動物は、可愛らしく創れるのですが、人の表情は皆、つらそうになっちゃうんです」と話す、すずきさん。
口べたな分、そのまなざしは、人が言葉に詰まっちゃうところに向けられ、その感情までも拾ってしまうという能力に、たけているのかもしれません。
集中している人が発する、言葉にならない多くのメッセージを、すずきさんは作品を通して伝えているのでしょう。
彼女が創り出す作モノは、滑稽でいて、なんとなくもの哀しい、独自の寓話の世界に満ちています。
ポット、ふたもの、そば猪口、ちりれんげなど、日常生活で使われる品々を思いつくままに制作していきます。
そして、そのどの器にも、“すずきさんのお話”が盛り込まれています。
陶芸は、すずきさんにとって、言葉に替わる表現手段なのです。
28歳。サボア・ヴィーブル初個展。
やりたいこと、好きなことを思う存分発揮してみたいとのことです。
楽しみです。

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Artist Information すずき あきこ

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