2016.1.22 fri. - 1.31 sun.
及川 みのる 展
最近は気負うことなく、なるべく自分を無にして制作しています。形になろうとする物の手助けをしているという感じが、増々強くなっています」と話す及川みのるさん。
かつて仏師になろうと思っていたこともあって、仏教の教えに習い、生きることの原点や本質を、ごく当たり前に感じていこうと努めています。そして、仏像を彫るように自然の素材から形を見い出そうと、“土”を素材に“人の顔”を借りて作品を残しています。
制作の地を香川県に移し、4年振りとなる今回の個展では、作品のエスキースにも似た小品も出品されます。「自分が作り出したいと思った原点の形です。今まではあまり人前に出さなかったのですが、、、。転居をきっかけに、多くの人達の励ましを受け、今は皆の夢のためにも作り続けようという気持ちになっています」とも。
かつて「土人(どじん)」という言葉に惹かれていた及川さん。「土人」とは「土の人」だったのかしら?と,,,今さらながら感じ入るところです。