2016.2.5 fri. - 2.14 sun.
末宗 美香子 展
“惑星=プラネット”はギリシャ語の“さまようもの”を表す“プラネテス”に由来するそうです。私はVenus=金星、Jupiter=木星といった太陽系の惑星を人に見立て、それらがもし人格を持っていたら、どんな姿、かたちなんだろうかと想像し、布に描きました。そしてそのイメージを基に作ったバッグは、人によって運ばれることで、あらゆる場所を“さまようもの”となればと願い、制作しました。
末宗美香子さんは、人物をテーマとした作品を制作、発表しているアーティストす。平面作品によるインスタレーションの他、壁面制作なども手がけています。
「特別に“画家してる”って感じはないんです」というご本人の言葉どおり、観る人とのコミュニケーション的な要素も盛り込まれています。時にポップに、ファンタジィックに、そしてウイットにもとんで、、、。なにより快い気分にさせてくれるアート作品です。
表現手段に垣根を作らない末宗さん。今回の展覧会では「絵を持ち歩いたら、、、?」と、バッグも制作しました。3メートルの布に描かれた絵画ももちろん、楽しみな“末宗ワールド”です。
『頭に浮かんだイメージは あっと思った瞬間にどんどん変身をかさねる だから鮮度の高いうちに色とカタチを捕まえたい そうして永遠の追っかけっこが始まった』 ー2011年 末宗美香子オリジナルカレンダーより