Exhibition

2016.4.1 fri. - 4.10 sun.

木越 あい 展

木越 あい 展

ガラスの器物に絵を彫ること。
それは透明であるからこそ、他の素材や紙ではあり得ない、特別な表現と意味を持たせることができるということです。
こちら側の絵と、向こう側の絵を、人の目は見事に視線を動かして見つめるのです。そうしているうちにストーリーが読み取れて、作者の想いと観る側の気持が反応する、、、。そんなことを期待して描いています。                             木越あい


木越さんは、宙吹きで成形された色ガラスに、サンドブラストで絵を彫っていきます。削る過程で効果的な色のグラデーションを表現できるよう、2色以上のガラスを重ねて被せるという、木越さんならではの手間をかけています。
ぐるっと走馬灯のように描かれた物語に光が透過されると,ガラス器はまるで切り絵で綴られた、幻想的な影絵のように語りかけてきます。

今回のテーマは『Bon Vorage!』
「作品を見たことで、空想し、気持ちが何処かに旅してくれたら、との想いを込めて、このタイトルにしました」と。
童話など、何かと外国の物語が多い木越さんですが、いつか日本のお話を絵柄にしたいと思っていたそうで、、、。
今回の個展では「大津絵10選」の絵柄が初お目見えします。楽しみです。

Scenery

  • 2016年大津絵シリーズ
  • 2016年大津絵シリーズ 『座頭』
  • 2016年大津絵シリーズ 『瓢箪鯰』
  • 2016年大津絵シリーズ 『雷公の太鼓釣り』
  • 2016年コップ/ランプシェードYGL224
  • 2016年クリアボウル『星
  • 2016年花器『隠れんぼの庭』
  • 2016年外被コップ『ラナンキュラスとひまわり』
  • 2016年『空気のボタン』

Current Exhibition

望月薫  /  Who ーMaterialsー

2024.7.20 sat. - 7.28 sun.

望月薫 / Who ーMaterialsー

望月薫さんは土を素材とし、工芸や民藝の観点から轆轤(ろくろ)成形を主とした陶の造形作品を、Whoさんは鉄を素材とし、アートの観点から工芸技法を取り入れた立体作品をそれぞれ展示。人の手によって再構成・構…

Next Exhibition

Archives