2008.3.1 sat. - 3.9 sun.
朝武雅裕・広子 展/Masahiro・Hiroko Tomotake テキスタイル
2008.3.1 [sat] – 3.9 [sun]
『Tomotake』は、布を主な素材として作家活動をしている朝武雅裕さんと、デザイナーである朝武広子さんのご夫婦が、一緒にものづくりをしている時のブランド名です。
“絵筆を使わず、指で描く”という表現に魅せられ、雅裕さんは、東京芸術大学院染色専攻の卒業制作以来ずっと、泥染という染色技術で作品制作をしています。
「アートとしての作品を身近なものに置き換えて、景色として普段の生活の中に取り込みたい、、、」という雅裕さんの思いを、デザイナーである広子さんが布雑貨としてとして製品化に。
作品の価値をそこなわず、わかりやすいアート効果を狙ったバッグ、Tシャツ、クッション、コースターやプレイスマットなど。
それらは、すべて手仕事で染められ、刺繍やパッチワークが施されたりと、同じものは二つとない絵画のようなものです。
「ある日、裏手の細い小径を通ると、白墨で描かれたケンケンのマルが続いていました。おとなになってから見ると、それはアートのようでもあり、子供達が遊んだ余韻を感じながら、幼い頃の記憶がよみがえってきました。そんなことがあって『kenpa』の柄を染めてみました。また、娘が一歳半になった頃、なんでもないようなものでも、娘が言えるようになった片言や、お気に入りの遊び詩に出てくる単語は特別なものに感じるもので、その単純明快なモチーフも良いなと思い描いてみました。『Tomotake』のドローイングやパターンのモチーフは、そんな日々の生活の中の小さな感動の記録です」と。
今回の展覧会では、新しい試みとして、イイダ傘店とのコラボレーションによる日傘の限定販売も行います。こちらも楽しみです。