2008.3.11 tue. - 3.18 tue.
知光 薫 展/Kaoru Chiko アクセサリー
2008.3.11 [tue] – 3.18 [tue]
多摩美術大学、グラフィック科卒業という経歴をお持ちだからでしょうか。
“手芸”のジャンルとはいえ、アート心を感じさせる作品です。
伝統的な“結び”の技法を取り込んだ、和を含むアジアンテイストのアクセサリーや小物をはじめ、バラエティーに富んだ作品が知光さんの手から生まれます。
知光さんの色彩感覚には、“稀”なものを感じます。
それは、我々が日本の着物の色と柄域に感嘆してしまう意外性です。
多色使いにもかかわらず、調和がとれて、しかも粋で、しっくり馴染んでいながら、華やかさも持ち合わせているという、、、
お祖父さまが、呉服屋さんを営んでいらしたという、ご幼少の環境も影響しているかと思われます。
そして知光さんが、あえて選んだ古布やアンティークビーズとの組み合わせも絶妙です。
今回の個展では、『結びで作るきもの小物』(高橋書店)という、4冊目の新刊に掲載される作品が展示されます。
帯留め、帯締め、巾着、篭バッグ、下駄の鼻緒に付ける結びアクセサリーなど。
アンティーク着物が静かなブームになっている今、小物でのお洒落もぜひ楽しんでほしいという、知光さんの思惑とセンスが光った作品展です。
もちろん、ブレスレット、ピアス、ネックレスなど、いつもの“みつまめ”ブランドの新作も多種揃います。