2016.8.19 fri. - 8.28 sun.
榎本 悦子 展
泥漿にこだわり、和紙のような柔らかい質感の白磁を制作する榎本悦子さん。「ヒカリのためのうつわ」というタイトルからも伺えるように、光を感じ静かにそこに在るという印象の作品です。
「もともと和紙に興味がありました。そして手漉き和紙の作業を見た時、和紙の表情を持った柔らかい白磁が作れないものかと考えるようになりました。石膏型を使うことでより自由な形を作り、和紙の繊維を混ぜて質感を出し、薄く透けていく形を作りたいと思いました」と。
和紙の繊維でテクスチュアーを施された榎本さんの作品は、障子を透す光のごとく、光量によって様々な表情を見せてくれます。「そこに在ることで、心地よい空間の手助けになってくれたら嬉しいです」と話す榎本さん。
サボア・ヴィーブルでは初めての展覧会。居心地の良い展示空間になりそうです。