Exhibition

2016.9.16 fri. - 9.25 sun.

寺井 陽子 展 『此処』

寺井 陽子 展 『此処』

寺井陽子さんの陶作品は「佇まい」という言葉が似合います。居心地の良いフォルムには、生命体の空気感さえ感じられます。しなやかさ、匂い、感触など、寺井さん特有の五感がかもし出す表現の姿なのでしょう。

『日々に起るちょっとした感触が、密かにラインになって現れ、作品に変化を与えてくれるように思います。現在の私と惹きあうモノを作り続けたいと思います』1998年に寺井さんが書かれた文章ですが、まさに今回の展覧会「此処」の所以です。

「此処に来て五度の四季を暮らしました。楽しみに待つものもあれば、またかというものも。今までとは違った自然環境に暮らし、見つめ感じたものをかたちにしてみました。平面作品と器とを同じ空間に並べ、今の私が描く四季花木図です」と。

平面作品は用途を切り離したことで、寺井さんの新たな表現世界が広がっているようです。楽しみです。

Scenery

  • 白鳥
  • しろいと花入れ
  • 月とカエル
  • うすいろ片口
  • ユキフタ容器
  • 三本足花入れ
  • マチネ
  • シロエダ掛花入れ

Current Exhibition

望月薫  /  Who ーMaterialsー

2024.7.20 sat. - 7.28 sun.

望月薫 / Who ーMaterialsー

望月薫さんは土を素材とし、工芸や民藝の観点から轆轤(ろくろ)成形を主とした陶の造形作品を、Whoさんは鉄を素材とし、アートの観点から工芸技法を取り入れた立体作品をそれぞれ展示。人の手によって再構成・構…

Next Exhibition

Archives