2016.10.26 wed. - 11.3 thu.
坂井 直樹 展
まずは惹きつけられ、それから素材を問うような、、、坂井直樹さんの作品は,デザイン性に富みスタイリッシュで、とても鉄を叩いて作られたとは思えません。「鍛金」という技法ながら、手痕を残さず,美しい形を追い求める坂井さんならではの仕事です。
「先人達が作り出した多くの事柄や物に、ひとつひとつ素直に向き合っていこうと心掛けています」と、人間国宝の師、中川衛氏のもと,弟子としての制作も続けています。「伝統的技術を身につけることによって、作りたいものの幅がより広がっていきます」と話す坂井さん。
“湯ノコモルカタチ”と題された薬缶。“詫びと錆びのカタチ”と題された壁掛けの花器や平面オブジェ。インテリアとしてもお洒落で、かつ機能のある装飾品など、次々とアイディアが膨らんでいくようです。
インテリアコーディネイターの間でも、とても人気のある坂井さんの作品。今回の新作もまた、楽しみです。