Exhibition

2016.12.17 sat. - 12.25 sun.

立花 英久 展

立花 英久 展

なおる

立花英久

ストーブの前に
ひざをかかえてしゃがんでいるひとが
かわいていく。
ほんとうなら日かげで時間をかけて
かわいていくが
あるいは日のひかりを浴びたりも
しているけれど
ストーブでかわいていくと
ひびが入り
割れて
思いもよらないところが傷ついている。

ある散文家が
「書きはじめるというのは言葉に傷を
つけて、なおっていくまでの時間をずっと
見ていくことだ。そのなおるまでの時間
が人それぞれちがうだけで、
なおりかけのものもあっていい」
と云った。

なおるのを
ただながめるように。
ひざをかかえていた手が動いている。

Scenery

Current Exhibition

坂井直樹 展    – 佇む、「侘び」と「錆び」-
鍛金の技法で造形され、鐡と錆びで表現される作品は 閑寂でありながらも『美』に重きをおき、素材を意識させない程にスタイリッシュ、 且つ枯淡な趣です 坂井さんは日本人が好む美意識を再確認できる空間を…

Next Exhibition

細見博子 展   「毎日満月」

2024.9.21 sat. - 9.29 sun.

細見博子 展 「毎日満月」

満月の夜 うさぎ喜び飛び出して おおかみワクワク吠えまくる 夜見の国へ入り口開き、かえる嬉しく大合唱 今宵の月は楽しい宴 毎日満月頂戴な 細見博子…

Archives