Exhibition

2009.10.15 thu. - 10.22 thu.

坂井 直樹 展/Naoki Sakai 金属

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2009.10.15 [thu.] – 10.22 [thu.]
坂井直樹さんは、東京芸術大学工芸科鍛金研究室を卒業後、金沢に移り住んで5年になるそうです。
その地で、金属の中でも特に“鉄”の魅力にとりつかれていきました。湿気の多い金沢では、その地域色に合わせてよく錆びることを改めて発見。自然の力に、目にみえて反応するこの素材にとても魅力を感じたそうです。
坂井さんの作品は“鍛金”という制作分野で作られています。
「一枚の鉄板を、金槌を使い、思いどおりのカタチに近づけていくという長い作業の中で、重く冷たくのし掛る金属の感覚が、まるで正反対のものとして生まれ変わっていく瞬間があります。手の中で、それを感じる時が鍛金の最大の魅力です」と。
この、素材の言い分を聞きながらの作業が、坂井さんの性分に合っているようです。
「金属が叩かれ、鍛えられて、様々に形を変えるように、自分自身にも火を入れ、水に飛び込みながら、様々な体験をして腕を広げていきたいと思います。自然が持つ力に畏敬の念を感じ、先人たちが作り出した多くの事柄やモノに、一つ一つ素直に向き合っていこうと心掛けています」
サボア・ヴィーブルでは、初個展です。
“鉄のやかん”をメインに、壁掛けのオブジェ、立体作品などが揃います。
「用」だけではなく、作り手の喜びである「美」も手に入れたいと、、、。
温かみやぬくもりを感じる、どこか心が落ち着く金属の作品展です。

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Artist Information 坂井 直樹

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