Exhibition

2010.5.18 tue. - 5.25 tue.

岡野 香 展/Kaori Okano ガラス

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2010.5.18 tue.] – 5.25 [tue.]
サボア・ヴィーブルでは、2005年を最後に、
なんと5年ぶり8回目の個展となります。
岡野香さんとは、
さかのぼること1998年の個展開催以来という、長いご縁になりました。
吹きガラスの作品、
カットした板ガラスを組み合わせた立体作品、
着色した木片や金属とガラスをコラージュした平面作品など、
岡野さんのそれぞれの時代の試行錯誤と表現が、
今となっては懐かしく思い出されます。
現在はチェコ在住。
可愛いお嬢さんに恵まれ、
妻として母として新たな人生を歩みつつある岡野さんですが、
制作意欲は健在のようです。
彼女の作品スタイルとして定着しつつある、
加飾された板ガラスを層にし、奥行きを感じさせる平面作品。
久しぶりに拝見したその作品は、
“色合い”“陰り”など、歴史を感じさせる落ち着いたヨーロッパのたたずまいに変身していました。
「異国での生活、出産、育児などすべてが初めてのことで、
いっぱいいっぱいになってしまった時
『手を動かしたい、何か作りたい、、、』という強い思いにかられました。
自分自身のバランスをとるためにも、制作はとても大切なことだと改めて感じました。
もう一つ、自分が作ったものを通じて、いろいろな人や空間と関わっていけることは、
私にとってとても魅力的なことです」
「地平線まで見渡せる、平地が続く国に住むようになったせいか、
空間に対する意識が変わったように思います。
また、極端に外国人が少ない国なので
『日本人』であることを意識することが増えました」とも。
工芸的な領域だけに留まらず、センスが光る現代アートという印象の作品です。
もちろん、ご本人も来日されます。久しぶりで楽しみです。

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