Exhibition

2011.6.25 sat. - 7.4 mon.

松下 高文 展/Takafumi Matsushita ガラス

20110625matsushitaDM.jpg


2011.6.25 [sat.] – 7.4 [mon.]
多彩な色をとり込みながらも、色調は明るく心が弾みます。
細かく複雑なパーツを閉じ込め、手の込んだ技法ですが 、愛らしい印象のガラス器です。
松下高文さんのテクニックは、ヨーロッパに古くからある伝統的技法「ムリーニ」「ミルフィオーリ」が基になっています。
その仕事は、手間と時間をかけて事前に準備されたパーツを、宙吹きガラスの装飾の文様として吹き上げるという、狙いと勘所が必要とされる職人芸でもあるのです。
「今までは、折々の季節がもたらす、自然の空気感や色合いをキーワードとして制作してきました。が、今回はあえてテーマでくくる事なく、自分が持っているモティーフや色彩感覚、そして技術などを再確認し、より膨らまして制作してみたいと思いました。大震災があって、“モノを作る仕事を選んでいる自分に課せられていることは何か?”を、改めて考えています」
続けて、「サボア・ヴィーブルとは、、、という、H.P.のコンセプトSAVOIR(識る)・VIVRE(生きる)という意味合いに以前から共鳴しています。“普遍”であることの大切さを感じつつ、この仕事を長く続けたいと思っています」と、とてもうれしいコメントもいただきました。
今回の展覧会は、松下さんにとってのこの時期の集大成でもありながら、改めて自分確認の制作でもあるようです。
ぐい呑み、グラス、コップそして照明器具など、幅広く出品されます。
松下高文さんのガラスの世界を、ぜひ堪能してください。
ストアコラムのカテゴリー『つくる・人』  ぜひご覧下さい

Online Store 松下 高文

Artist Information 松下 高文

Current Exhibition

望月薫  /  Who ーMaterialsー

2024.7.20 sat. - 7.28 sun.

望月薫 / Who ーMaterialsー

望月薫さんは土を素材とし、工芸や民藝の観点から轆轤(ろくろ)成形を主とした陶の造形作品を、Whoさんは鉄を素材とし、アートの観点から工芸技法を取り入れた立体作品をそれぞれ展示。人の手によって再構成・構…

Next Exhibition

Archives