2017.3.31 fri. - 4.9 sun.
矢澤 寛彰 展
「強度や使い易さを重視しながらも、木の感触が感じられる、生活の道具としての漆器作りを目指しています」という、39歳の若き漆作家、矢澤寛彰さん。
生地の質感を活かすべく、木目がより印象的に残る仕上げを心がけています。時に、刀痕を施したり、より透けて見えるよう漆をあえて薄く塗ったりと。
また、ロクロだけでなく指物の生地も使い、器の種類も幅広く制作しています。
「いろいろやってみたい事がいっぱいあって、一つの事に定まらず、あれも、これもと手がけてしまいます。手をかける面白さを感じながらも、結果シンプルでありたいと思っています」と。
敷板、盆、椀、皿、ぐい呑、重ね皿などが出品されます。
「何の情報もなく、全く知らない人が、“いいな!”と手にとってもらえるような物を作りたい」という矢澤寛彰さんの漆器展です。