2017.7.7 fri. - 7.17 mon.
浜坂 尚子 展
土で作った動物たちの展示です。大きなものから小さなものまで。
浜坂尚子さんは、磁器と陶器、それぞれの素材と自分との相性を生かし、まったく印象の違う作品を制作しています。小さな抽象絵画のような、泥漿鋳込みによるカップ、皿などの器。白黒で構成された、手捻りによる愛らしい立体動物。いずれも、ありったけのエネルギーを思う存分に出し切って、表現しています。
「私にとっては、抽象的な立体オブジェより、気持ちの交流が持てる動物の方が、制作の意味を感じ取ることができます。手捻りで思い通りの造形をし、白と黒だけで仕上げるというシンプルな工程は、作っていて本当に気持ちが良いです。一方泥漿鋳込みの制作は器というキャンバスに、一つ一つ絵を描いているようで楽しいです」と。
今回の個展では、大きめのものから手のひらサイズまで、バラエティーに富んだ動物が揃います。また、カップなど泥漿鋳込による器類も出品されます。