Exhibition

2017.8.2 wed. - 8.9 wed.

有永 浩太 展

有永 浩太 展

有永浩太さんは『ガーゼ』というシリーズで、独特な表情を持つガラス器を作り続けています。透けるような薄い布の質感を持ち、光によって色々な表情を見せてくれるそのガラスは、「レースガラス」という、ベネチアングラスの技法に着想を得ています。

もともと、シルクロードの歴史や文献に興味があった有永さん。「ガーゼとは、もとは中近東で生まれた絹布の名称です。糸を取り出すようにガラスを伸ばし、撚糸のように束ね、線を重ね面を覆う、、、という、手間をかけた工程を経ることで、瞬間的に作られる吹きガラスの中に、織物の持つ『時間』を内包できればと考えています」と。

白、黒が基調のモノトーンが印象的だった有永さんですが、今回の個展ではピンク、ブルーなどの色が作品に加わります。「今までは織物でいうと生地だったのですが、色を加えることで、より華やかな布をイメージして、広がりのある形のガラス器を制作しました」

サボア・ヴィーブルでの個展では、手の込んだ『ガーゼ』シリーズだけで作品構成をして下さいます。昨年に引き続き、見応えのある有永さんの個展です。

Scenery

  • gaze 羅文浅鉢
  • gaze 羅ゴブレット
  • gaze 羅文杯 黒墨金
  • gaze bottle
  • gaze bottle
  • gaze bottle
  • ミニカップ
  • gaze ワイン
  • ミニカップ

Current Exhibition

坂井直樹 展    – 佇む、「侘び」と「錆び」-
鍛金の技法で造形され、鐡と錆びで表現される作品は 閑寂でありながらも『美』に重きをおき、素材を意識させない程にスタイリッシュ、 且つ枯淡な趣です 坂井さんは日本人が好む美意識を再確認できる空間を…

Next Exhibition

細見博子 展   「毎日満月」

2024.9.21 sat. - 9.29 sun.

細見博子 展 「毎日満月」

満月の夜 うさぎ喜び飛び出して おおかみワクワク吠えまくる 夜見の国へ入り口開き、かえる嬉しく大合唱 今宵の月は楽しい宴 毎日満月頂戴な 細見博子…

Archives