2017.8.25 fri. - 9.3 sun.
望月 薫 展
望月薫さんは「器か? オブジェか?」という選択肢に捕われることなく、轆轤成型の可能性を追求している陶芸家です。
回転体で作ったパーツを複数に積み上げ、あくまでも見た目の美しさを試行錯誤してできた立体作品。高台から口元までの美しいラインを意識した器。未来的なフォルムながら、使い勝手の良い土鍋。
轆轤成型で可能なフォルムを模索し、じっくり時間をかけて焼き上げ、手触りの良さを重視し,仕上げの磨きにも手をぬきません。
伝統的な日本の焼き物の匂いがない、どこか北欧やヨーロッパの民芸の香りがする望月さんの作品。今回の個展では、ずっと望月さんの作品テーマである、フォルムを意識した蓋物が中心です。