2017.11.22 wed. - 11.29 wed.
木越 あい 展
以前からポツポツと続けている、わたしのgirlsシリーズを今回メインにしました。娘やまわりの少女たちを見ていて、自分も含めた女のコのことを描きたいと思ったのがきっかけです。可愛さ、儚さ、無邪気さ、残酷さ、少女の持っているそんなものも描きたいし、娘たち後輩girlsに伝えたい元girlsの気持もある。作者自身が変化していく思いをを忘れないための記憶でもあると思います。
ぐるっと走馬灯のように絵柄を彫りこんだ、陰影ある色味のガラス器。光が透過されると、それはまるで切り絵で綴られた影絵のようです。木越あいさんのガラス作品には、自身が伝えたいメッセージがいろいろ託されているのです。
「童話も、お伽話も、実は隠しテーマがあリます。転じて実は、、、みたいな向こう側の意図に、私はとても興味があります。ガラス器に絵を彫ることは、こちら側の絵と、向こう側の絵を同時に見ることで、作者の想いと観る側の気持ちが反応する、、、。そんなことも期待しています」と。
今回の個展のテーマは「Girls」「女の子は可愛いだけじゃないのよ!」と、いろんなシーンを切り取ったお話がテーマです。
2色以上の色ガラスを重ねて被せ、宙吹きで成形しサンドブラストで絵を彫って行くという、いくつもの工程を経て作られる木越あいさんならではのガラス作品展。今回は自ら手を染めて完成させた、オリジナル手ぬぐいも販売いたします。