2018.4.20 fri. - 4.30 mon.
五味 謙二 展
陶芸を論理的に解き明かしてみよう、、、」と、陶芸が本来持っている意味を探るべく、常に謙虚に、真摯に、自問自答しながら制作を続けている五味謙二さん。
「背骨となる作品が出来たと思える今、自分のルーツにあるもの、インスパイアーされ続けたものに挑んでみようと思いました。もともと、土偶や埴輪などが持っている精神性が好きでしたが、自分の作品とは関係ないと思っていました。この展覧会を機に、今の素材、焼き方で、ちょっと寄り道をしてみようと『土具』という作品群を作ってみました」と、話して下さった五味さん。
あくまでも造語で、自分にとって『土』は陶芸一般を象徴する単語。『具』とはその本質、実感、中身の意。
陶芸家として独立して15年、40歳という節目の年に、五味さんらしい新境地への試みです。酒器、ボール、蓋物などの新作も加わり、サボア・ヴィーブルでは5年振りの楽しみな展覧会です。