2018.6.1 fri. - 6.10 sun.
北野 敏一 展
今年『本卦帰り』の年となって、日々想う、、、
35年前、脱サラをし九谷青窯にて作陶させていただき、後、生まれ育った越前に戻り、上野窯で陶芸の基本を教えていただき、そして、金沢に居を移し、『犀の音窯』を開いて以来続いている作陶生活。
未だ、未だ、と皆様のご意見を受け賜わりながら、この先も制作を続けてまいります。4年振りのサボア・ヴィーブルでの個展を機に、今後ともよろしくお願いいたします。
多くの陶芸作家が「染付の写し」を手がけています。それぞれの絵付には、それぞれのお人柄が偲ばれます。
北野敏一さんが描く一筆一筆は、ゆっくりと一生懸命です。そして押しつけがましくなく、てらいもありません。時として不器用にもみえる温かみが、人の心を捉えるのでしょう。
サボア・ヴィーブルでは常設展示を続けていますが、個展は4年振りです。
「古染付やデルフトの好きな図柄に対する解釈。なぞってみたい筆の運び。あえて、自分なりの表現とは?」と、挑戦し続けている北野さん。還暦という節目の楽しみな個展です。