2018.7.13 fri. - 7.22 sun.
「はなむすぶ」藤井 友梨香 ガラス展
水曜日定休 会期中7/18(水)はお休みです。
小さな庭で育てた野菜や、本の中で見た美しい古典柄など、身の回りのことをモチーフに、ガラス胎有線七宝という技法で器を作りました。
「もともと具象のモチーフが好きだった」と話す藤井友梨香さんは、ある時、有線七宝の金属作品い出会いました。緻密で愛らしいこの表現を、ガラスに置き換えても出来る気がする、、、と、なぜかとり憑かれたように、この技法に挑戦。試行錯誤を繰り返しました。
そして平らなガラス面に、有線七宝の技法で文様を施すところまで成功。蓋物の作品などを制作しています。
今回の個展では、藤井さんの最終目標でもあった、吹きガラスの器に有線七宝の技法で文様を施すことに挑戦して下さいました。「銀線に囲まれた文様だけだと、息がつまる感じがしたので、エナメル彩で自由な線も加えてみました。家庭菜園で育てた胡瓜、茄子の実をモチーフに、、、。春に植えた野菜に芽が出て、花が咲き、実がなった過程を見ていて、失敗してはやり直しを繰り返し、目的に向かっていく自分に重ねて合わせていました」
夏から秋にかけての草花、アケビ、柿の実など。今からの季節感をモチーフに、ぐい呑、鉢、蓋物などが出品されます。「大変だったけど、楽しかった!」という、彼女の言葉が印象的でした。