Exhibition

2018.12.15 sat. - 12.24 mon.

立花英久の塑像

立花英久の塑像

ジョヴァニーニのアリア、クレー、オズ

立花英久

『東京物語』をたまに見ると、やっぱり最初のほうに出てくる煙突の絵が気にかかる。映画のなかで初めて「東京」を映す画が煙突なのである。六本の煙突がただすっと立っているだけ。ある人はその当時の成長する東京の映し絵だというし、その眼下には市井の人々がそれでも生きている隠喩だという人もいる。だけどそんなふうに僕には見えない。あまりにか弱く、ただ立ち尽くしている、人そのものである。同じ方向を向いて、でも何を見ているのかわからない。
僕は今も土くれとか木とか、棒きれのようなものを、ヒトガタにこしらえ直している。彼女たちがどこを見ているのかわからないし、何を見ていいかわからない。このように、それは、秘かにはじまる。

Scenery

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望月薫  /  Who ーMaterialsー

2024.7.20 sat. - 7.28 sun.

望月薫 / Who ーMaterialsー

望月薫さんは土を素材とし、工芸や民藝の観点から轆轤(ろくろ)成形を主とした陶の造形作品を、Whoさんは鉄を素材とし、アートの観点から工芸技法を取り入れた立体作品をそれぞれ展示。人の手によって再構成・構…

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