2019.3.29 fri. - 4.7 sun.
木越 あい 展 晴天ライブラリー
古くから日本人は、あらゆるものに驚くほど深い洞察を加えてきました。
万物に愛着を感じ、時には縁起の佳いものとして側におくことも。
そんな日本人ならではの感性をわたしの中にも感じて、ガラスをこしらえました。
探していた本に出合ったときのような嬉しい気分で。
「童話も、お伽話も、実は隠しテーマがあリます。転じて実は、、、みたいな向こう側の意図に、私はとても興味があります。ガラス器に絵を彫ることは、こちら側の絵と、向こう側の絵を同時に見ることで、作者の想いと観る側の気持ちが反応する、、、。そんなことも期待しています」と、話す木越あいさん。
2色以上の色ガラスを重ねて被せて、宙吹きで成形し、その後、サンドブラストで絵を彫っていく。手間のかかるいくつもの工程を経て作られる、木越さんのガラス作品。
今回は、動物がテーマです。コウモリ、クジラなど、、、動物は、それぞれに深い意味を授かっている。調べる程に面白く、心奪われて、、、動物が持つメッセージを感じながら、オリジナルの図案をおこしたそうです。木越さんの新たなる世界です。