2012.6.23 sat. - 7.2 mon.
細見 博子 ガラスと金属の造形展 「タンポポ」
『絵本の立体バージョン』を創りたいという細見博子さんの作品は、金属とガラスの組み合わせで構成された生き物たちです。摩訶不思議な世界ですが、怖くはなくクスッと笑いを誘います。金属部分はまるで粘土細工のように自由自在に扱われ、ガラスと金属を噛ませる技術は細見さんならではの特技です。
「自然界と繋がって生き抜く生き物の成長過程の変化に、とても興味があります。偶然出会ったものをきっかけに、頭の中であれこれ成長させて、結果ありえない姿の造形になることもあります」と。今回のテーマは『カッパ』
「デイジーの花は明るいイメージがあって良いなあ、、、と、ガラスで制作しました。カッパの頭にでも載せてみるか!と、作ってみました。手のひらサイズのものを作ってみたかったので、いつもより小さい15センチ位のサイズです」
いつも洒落た笑いを制作のかてに、面白がって作品作りをしているアーティストです。「今、なにかと歪んで暗い気分の時代なので、いつもの様にホッコリ笑ってください!」とのメッセージ。 それぞれの生き物の意志や関係に、思わず“笑い”ありです。
「細見流 鳥獣戯画」 ぜひご覧下さい。