Exhibition

2012.7.4 wed. - 7.12 thu.

坂井 直樹 展/Naoki Sakai 金属

坂井 直樹 展/Naoki Sakai 金属

坂井直樹さんが作り出す鐵の造形物は、センス良くデザインされ現代的でお洒落な印象です。暮らしの中に取り入れ 、居心地よく同居したいと思わせる作品です。

坂井さんは“鍛金”というという技法で制作を続けています。 「火を使い、金槌を使い、思いどおりの形に近づけていくという長い作業の中で、重く冷たくのしかかる金属の感触が、まるで正反対のものとして生まれ変わっていく瞬間があります。手の中で、それを感じる時が最大の魅力です」湿気の多い金沢の地では“鐵”が良く錆びることを発見。 自然の力に目に見えて反応することに、ますます生き物としての鐵の魅力を感じているようです。

“湯ノコモルカタチ”と題された鐵の薬缶は、モダンなフォルムながらも道具としての配慮が細部に施されています。また、壁面飾りや壁掛け花器は、朽ちた錆の色合いと繊細なデザインがマッチした、坂井さんならではの作品す。

“用”だけでなく、作り手の喜びである“美”も手に入れたい、、、と。「今回は、新たな工具を増やしたこともあり、よりシンプルで洗練された仕上げになるよう、突っ込んでていねいな作品作りを心掛けました」と、話してくださいました。作り手としての満足度を求めて止まない、坂井直樹さんの個展です。

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