2021.11.13 sat. - 11.21 sun.
若林 幸恵 展
続くコロナ禍。寄る年波。漠然とした生命の危機感と光明を求めるきもちが交錯する日々の中、制作を続けてきました。
不安な毎日だからこそ生まれた制作もあったように思います。そこに微かな光明を感じうれしくなりました。
古代のものから現代作家の作るものまで、エネルギーやユーモア、愛らしさを感じる器に惹かれます。それらを作った人たちも遠い昔から現在に至るまで様々な不安や喜びの中で作り続けていた事と思います。
手刳りの器を中心に、轆轤挽きの絵付けの椀も並べます。
硬い栗の木の塊を手で刳り抜き、造形していくという、、、
プリミティブな過程を経て作られたモノには、時を超えて生き続けるパワーがあります。
この個展に向けて時間をかけ作り貯めて下さった作品展です。